去る18日の本会議で、善通寺市議会9月定例会が終わりました。
今議会は、竜川小学校のトイレ棟建替えの補正予算に対して憤りを感じています。
と言うのも、小学校の施設の中で一番新しい既存のトイレを取り壊し、新たに2千6百万円もかけて新しいトイレを建設するのです。
竜川小学校の児童数は急激に増え、教室の数、トイレの数が足りていません。
そういう意味では1番緊急を要する大規模トイレを新設していただくのは地元の議員としてありがたい限りです。
しかし、問題はそこではないのです。
平成23年に522万円もの税金を投入して建設した既存トイレを取り壊すというのです。
位置的な問題、建築基準法等の法的な問題、そしてコスト面の問題を総合的に検討して既存トイレを取り壊し、同地へ新設トイレを造るというのです。
様々な検討の結果であると説明を受けましたが、わずか8年しか使用しなかった522万円のトイレは税金の無駄遣いであったと言わざるを得ません。
行政は緊急な対応を求められることもありますが、基本的には学校の動向、児童数の推移等をしっかり検討し、計画的に政策を実行していくことが必要です。
その計画性がないまま8年前に建設され、児童数の増加に対応できなくなった既存トイレは無計画の産物であったのです。
当局には大いに反省していただきたいと厳しいことをいいました。
現在の担当者を叱責してもしかたないとは思いましたが、誰も責任をとりません。

【ごらんのとおり、まだまだ新しいトイレです。耐用年数50~70年の建物をわずか8年で取り壊さなくてはならなくなった無計画さは大きな問題です。】
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